我々は世界の広さをまだ知らない—「境界カメラ3」4/26発売決定！

我々は世界の広さをまだ知らない—「境界カメラ3」4/26発売決定！ ©株式会社エル・エー

1年前失踪したあるディレクターから届いた奇怪な映像。謎を解明すべく寺内康太郎をリーダーに「監死カメラ」のあのメンバーたちが再び集結して始まる。1年前の失踪事件とはなんだったのか。その事件に引き寄せられるように集まる元「監死カメラ」スタッフや関係者たち。次々に起こる謎を深めるような事件の数々を新鮮に切り取ったホラードキュメンタリー。「Oricon」データベースより

自らを心霊ドキュメンタリーの最右翼と称する「境界カメラ」の3作目が4月26日に発売決定。ゾゾゾのディレクター皆口も本シリーズ大ファンの一人だ。「境界カメラ」は新しいアプローチのホラードキュメンタリーシリーズで、よくある心霊投稿物とは異なる。監督は「ほんとうに映った! 監死カメラ」シリーズの寺内康太郎。寺内監督は近年「ほんとにあった！呪いのビデオ」の71巻〜75巻の監督も務めホラーファンを驚かせたが、その時のクオリティとゾゾゾと来るどこか懐かしいようで新しい気持ち悪さ(褒め言葉)は、マンネリ化を指摘されている「ほん呪」に確実に新しい風を吹かせた事は記憶に新しい。

そんな「境界カメラ」は1作目から完全に続き物で、題材も一つ。それが「ナリモト失踪事件」。とあるディレクターがホラー作品を製作中に失踪したと言うエピソードを「境界カメラ」ではずっと追っているのだ。なので初見の人は1作目から観ないと置いてけぼりを食らってしまうので要注意。そして重ねてになるが本作は投稿物ではないので「ほん呪」みたいなスタイルを期待してはいけないが「ナリモト失踪事件」のきっかけになったとある投稿映像はここ数年の呪われた系投稿映像の中でも群を抜く気持ち悪さで必見。

「境界カメラ」はニコ生初のドキュメントホラー番組

「ほんとうに映った!監死カメラ」のプロデューサー有馬が運営するホラーチャンネル。心霊探偵犬「じゃじゃ丸」と行く心霊スポット凸撃や、個性豊かなゲストを招いてのトーク番組などなど。心霊・ホラー・オカルト・サブカルチャー。全ての事象は境界線の上にあるのだ。境界カメラ( カメラ) – ニコニコチャンネル:エンタメ

「境界カメラ」はニコ生で配信中で、DVDはその番組を再編集してリリースされている。リアルタイムで進行していくホラードキュメンタリーなので、全てがうまくいく訳もなく時には進展がなく数ヶ月経つ事も。実際「境界カメラ」のDVDは1作目を出したは良い物の2作目がリリースされたのは半年ほど後だった。続き物でこのスパンは辛い。これもリアルさの演出・戦略だろうか。寺内監督恐るべし。

長い事待ちわびてやっと今年の1月にリリースされた「境界カメラ2」を観ると、番組の存続や人間関係など色々紆余曲折あったようで、シリーズもどこまで続くのか不安も感じる所。しかしそんな様子も含めて自らを心霊ドキュメンタリーの最右翼と称する「境界カメラ」は往年のホラーファン大注目の作品だ。恐怖のリアルさとドキュメンタリーとしての丁寧さがずば抜けている。そしてどこのポジションとも異なる本作はホラーファンなら観て損はないだろう。あと月額540円(税込)のニコ生チャンネルに入会すると「境界カメラ」の運営が潤ってシリーズも安泰になるので、DVDを観て応援したくなった方は是非チャンネル登録を。

境界カメラ – ニコニコチャンネル

https://ch.nicovideo.jp/oo-camera

境界カメラ – DVD

境界カメラ
1年前失踪したあるディレクターから届いた奇怪な映像。謎を解明すべく寺内康太郎をリーダーに「監死カメラ」のあのメンバーたちが再び集結して始まる。1年前の失踪事件とはなんだったのか。その事件に引き寄せられるように集まる元「監死カメラ」スタッフや関係者たち。次々に起こる謎を深めるような事件の数々を新鮮に切り取ったホラードキュメンタリー。

境界カメラ2
「監死カメラ」シリーズのスタッフによる怪奇調査ドキュメンタリー第2弾。1年前に失踪したディレクターから届いた奇怪な映像の謎を解明すべく、寺内康太郎らスタッフや関係者たちが再結集。次々に起こる謎を深めるような事件の数々と新事実を見届ける。

境界カメラ3
2017年1月、突如「完結」してしまったホラードキュメンタリー「監死カメラ」シリーズ。ある日その元監死カメラスタッフの元にビデオテープとUSBメモリが届いた事から始まった。新たなる怪奇調査ドキュメンタリー・パート3。