【シリーズ・都市伝説】35年の時を超えて「サンチアゴ航空513便事件」

【シリーズ・都市伝説】35年の時を超えて「サンチアゴ航空513便事件」

サンチアゴ航空513便事件」1機の旅客機が管制塔の許可なく着陸した。乗客乗員合わせて92人。フライトレコーダーを調べると35年前に行方不明となっていた…。

どんな都市伝説なの?

  • 1989年10月12日、ブラジルの空港に1機の旅客機が、管制塔の許可を得ずに着陸した。
  • 機内を調べると、乗客乗員あわせて92名全員が白骨死体となっていた。
  • フライトレコーダーを調べると同機は35年前に行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明した。

実際の記録なし「サンチアゴ航空513便事件」

サンチアゴ航空513便事件とは、アメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズが、航空機が消息不明となった後、35年後に白骨死体を載せたまま突然現れたと伝えた事件である。

1989年11月14日号の15ページにおいて、以下のような事件が発生したと報じた。

1989年10月12日、ブラジルのポルト・アレグレ空港に1機のロッキード・スーパーコンステレーションが、管制塔の許可を得ずに着陸した。

機内を調べると、乗客乗員あわせて92名全員が白骨死体となっていた。フライトレコーダーを調べてみると、同機は1954年9月4日、西ドイツのアーヘン空港からポルト・アレグレ空港に向かっている途中で行方不明になっていたサンチアゴ航空513便だと判明した。

この事件に関する物証はなく、これに該当する事件もなかったことが明らかになっている。したがって、この事件自体がウィークリー・ワールド・ニューズのオリジナルフィクションであると考えられる。

そもそも、ウィークリー・ワールド・ニューズの主な記事はジョークもしくは何らかのパロディであり、ウィークリー・ワールド・ニューズ自体が超自然現象や超常現象に関するフィクションならびにジョークを主に扱う風刺タブロイド紙である。

主な反論及び反証は下記の通りである。

  • ウィークリー・ワールド・ニューズは、記事中においてサンチアゴ航空(Santiago Airlines)は1956年に廃業したと述べているが、サンチアゴ航空という航空会社はICAOの記録に存在しない。従って、サンチアゴ航空が運行していたとされるアーヘン空港からポルト・アレグレ空港への直行便も実在しない。
  • アメリカのNPO法人『Flight Safety Foundation』の提供するウェブサイト、Aviation Safety Network の航空事故一覧には、1954年9月4日、ならびに1989年10月12日に該当する事故が発生したという記録は存在しない。
  • 自動操縦による初の着陸成功は、1966年のことである。従って1954年当時の旅客機に、着陸が可能な自動操縦装置は存在せず装備され得ない。
「事故機」とされたロッキード コンステレーション
「事故機」とされたロッキード コンステレーション。- Ralf Manteufel

また、ウィークリー・ワールド・ニューズは、1992年5月26日号において、リオ・デ・ジャネイロ発ハバナ行のDC-3348便が1939年4月16日に行方不明になり、53年後の1992年に36名の白骨化した乗客を載せてコロンビアのボゴタの空港に着陸したという同様の事件を報じている。

更に1994年7月5日号にも、着陸日時が違うだけの全く同じ内容の事件を報じ、ボゴタに着陸したのが1994年、55年後の出来事であると改めて伝えている。だが、リオ・デ・ジャネイロ発ハバナ行の直行便は1939年当時存在しなかったことが明らかになっている。Aviation Safety Networkの事故一覧にも、これらの事故の記録はない。

また、ウィークリー・ワールド・ニューズは1989年7月11日号でも、1942年12月5日にソ連上空で行方不明になった旧ドイツ軍のクラウス・ジーガート大尉が、46年後の1989年6月5日のミンスク空港にやはり白骨化して着陸したと報じている。そして、この事故の記録もAviation Safety Networkの事故一覧には存在しない。

オカルト雑誌ムー、2001年9月放送のTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」といったメディアも取り上げた。

【実話漫画】37年間行方不明となっていた飛行機が着陸する。 実際に何が起こったのか?(マンガ動画)

参考サイト

サンチアゴ航空513便事件…この事件は本当にフィクションなんだろうか。この他にも行方不明となった客船などがあるという。このサンチアゴ航空513便も35年間、空を彷徨ったのかもしれない…。

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