
【シリーズ・都市伝説】ヤドカリ葬の島「ニャーデバナ」
「ニャーデバナ」遺体をヤドカリに食べてもらう風習があった島。
どんな都市伝説なの?
- 奄美大島の北部にある、近づいてはいけない島。
- その昔、遺体をヤドカリに食べてもらう葬儀法があった。
- 葬儀だけでなく、祈りを捧げる場所でもあった。
奄美大島にあった風習「ニャーデバナ」
奄美大島北部には、「ニャーデバナ」と呼ばれる岩礁がある。この場所は、かつて独特の葬法が行われていた土地であり、現地では今も「決して近づいてはならない場所」と言い伝えられている。
かつて奄美や沖縄の一部では、遺体を火葬せず洞穴や海辺に安置し、自然に白骨化させる「風葬」という葬法が存在していた。
ニャーデバナは、遺体をヤドカリに委ねる場所として使用されていたとされ、現地ではこのヤドカリを「アマン」と呼び、聖なる存在として扱ってきた伝承がある。
ヤドカリが遺体の肉を取り除くことは、死者の魂をあの世へ送り出すための行為であると考えられていたとされる。島で人が亡くなると、集落の人々は故人をこの岩礁まで運び、ヤドカリが遺体を食べ尽くすのを待ったという。
そこは単に肉体を自然へ還す場所ではなく、死者の魂が天へ昇ると信じられた神聖な場であり、遺族や近しい者が祈りを捧げる場でもあったと伝えられている。
一方で、ニャーデバナには強い畏怖と禁忌が伴っている。現地の大人たちは子どもたちに対し、「ニャーデバナにはケムン(妖怪)が出るから近づいてはならない」と言い聞かせていたという伝承が残る。
これは単なる脅しではなく、死者を扱う聖域への敬意と畏れを込めた戒めであったと考えられている。現在ではこの葬法自体が行われなくなり、遺体が運ばれることはない。
しかし岩礁とその周辺は、かつての風葬やヤドカリ葬の記憶を留める場所として語り継がれている。そのため奄美の人々の間では、ニャーデバナは神聖であると同時に不気味さを帯びた場所として認識され、今なお近づくべきではない場所とされているのである。
参考サイト
ニャーデバナ…かつての日本には、現代の私達では想像も出来ないような奇怪な風習があったのだと、改めて感じた。
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